【鬼滅の刃】D組の不死川くん01【不死川実弥】

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翌日、自分の席に着いて少し時間が経った時
私のクラスへとタオルを返しに来た不死川君。



『わざわざありがとうございます』



ふかふかで私の家の柔軟剤とは違う、爽やかな香りがするタオルを受け取る



「……………」



用が済んだのにどうして自分のクラスに戻ろうとしないんだろう？


「放課後……なんか予定あるかァ？」



『え？無いですけど……』



なんで放課後？
やっぱり私に仕返しでもしようと思ってるのだろうか……



「スマホが壊れたァ」



スマホと私の何が関係があるのか……
あ！もしかして……



『昨日のせいで？』


「あァ、元々調子悪かったのが昨日で完全に逝った」


私のせいだ。
弁償しろって言う事だろうな
弁償で済むなら命よりは安い



『……本当にごめんなさい
弁償します！』



「いや、弁償はしなくていい
元々調子悪かったって言っただろォ」



弁償しなくていいの？
じゃあなんで、放課後の予定を聞いたの？
不死川君の考えている事が理解出来ない私はただおろおろするだけだ



「何が良いか解らねえから機種変すんの付き合ってくれねぇかァ？」



………それは私じゃなきゃダメなんだろうか？




「ダチが予定入っててよォ
連絡手段無いと困るから今日欲しいんだ」


私の顔に言いたい事が書いていたのだろうか？

元々調子が悪いとは言え、とどめを刺してしまったのは私だし……



『私で良ければ……』


申し訳なさで、肯定の返事をすると不死川君の雰囲気が柔らかくなった様な気がした。



「………放課後、迎えに来る」



そう言ってB組を後にする不死川君を見送る。




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