グルッペンがお父さんになった件について (ページ8)

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先生「両親がお亡くなりになった事は話さないほうがいいかしら。」

やっぱりこの話か・・・

「そうですね。友達には自分で伝えたいですし。」

先生「わかったわ。困ったことがあれば言ってね。」

「はい。」

先生との話を素早く終わらし、私は教室に入った。先生との話は面白くないし面倒臭い。もうちょっと知的な先生なら面白いのに。

結奈「Aどうしたの?」

「何でもない。」

死んだということは友達でも話したくは無かった。話すとバレる可能性が増えるし話したときに自分自身が嫌な思いをする。だからできるだけ話さない方向でいく事にした。

朝の会中も先生は私の話にいっさい触れなかった。そういうところは流石だと思う。そのまま朝の会を終え、授業の準備をし隣の席の結奈と話す。一番の友達なのに席が隣というのは凄く嬉しい限りだ。

結奈「1時間目って社会だよね?」

「そうだよ。ていうか予定表見ればわかるじゃん。」

結奈「天才かぁ。」

私達の会話には我々だの話し方などが出てくる。ウランの話が出た時、2人で「「ウラン114514!!」」と声を揃えて言ってしまった事もある。多少周りから引かれた。

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。つまらない授業が始まる。だって内容わかるんだもん。ちなみに社会の先生は男の先生である。

挨拶も終わり、暇なので地図帳を開く。地図帳は有能。

先生「今日は都道府県テストを行います。県庁所在地も書いてもらうからな。中3にもなってまだ半分も書けなかったら恥ずかしいぞ。じゃぁプリント配るぞ。」

私は教科書一式を机の中にしまった。

結奈「うわ。オワタ。」

「中2の時に覚えたんじゃないの?」

結奈「忘れた。」

「あーあ。まぁ珍回答期待してるね。」

結奈「自分は珍回答書いたつもりじゃないんだけどなぁ・・・」

書く側はそうだろうけどね。勿論私は満点しかとらないんで。しかも社会だからお父さんに怒られる。都道府県マルチやってたから・・・頑張るか。

先生「全員、プリントが手元に届いたかな? では、始め!」