195.花束 ページ5
次の日、ミスミは花束の作り方の授業を受けていた。
教壇ではメリッサ先生が黒板に花束の作り方を詳しく書いていた。
「…はい、今回は花束について説明するわね。
花束はお店で商品として使うことも出来るし、プレゼントにもいいわね」
(花束か〜作るの難しいのかな?)
ミスミは作り方を聞きながら作業した。
「では、まず材料について。
使うのは2種類の花とリボンで…」
まずは使う花を選ぶことになった。
「私は何にしようかしら…この赤と白のバラにするわ!
ミスミはどれにするの?」
ダリアに聞かれて、ミスミは花を選んでいた。
「うーん、マーガレットにしようかな。
穏やかな香りがして落ち着くよね」
花を選び机に持っていくと、今度はリボンの結び方について説明があった。
「花は選んだかしら?
じゃあ今度はいよいよリボンの結び方を説明するわね。
まずは一番シンプルなリボンでやってみましょう」
皆言われたとおりにリボンを結んでいく。
「最後は花の位置を整えて完成よ。
選んだ花によってイメージが変わってくるから、色々試してみるといいわよ。
…今回の授業はここまでよ」
それぞれ出席表にハンコを貰って休憩時間に入った。
「ホタルはどんな花束を作ったの?」
ミスミは聞いてみた。
「私はバラとサフランを使ってみたつもり…
フジの花束も上手に出来てる…」
「おらはラベンダーを使ってみたんだ」
「これ、お部屋に飾ろうかな…
皆はどうするつもり…?」
「おらもそうしようかな。
ミスミは?」
「うーん、誰かにこのままプレゼントしてもいいよね。
誰かにあげようかな…?」
ミスミは折角なら母にあげたいなと考えていた。
(それまでに花の管理をしなくちゃね…)
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きょうちゃん | 作成日時:2020年3月31日 18時