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224.食事会 ページ36

その頃、ダリアとキキョウは高級レストランを訪れていた。


もちろん、食事会のためである。


「…皆様のお席はこちらでございます」


グロリオサはウエイターに案内され、頷いた。


マロニエ達はまだ来ておらず、先に座ることにした。


「ダリアは真ん中に座りなさい。
ローレル君には向かいに座ってもらおう」


「ええ、お父様」


ダリアはちょうど真ん中の席に着いた。


キキョウはその隣に着いた。


まもなく、マロニエとローレルが現れた。


二人は挨拶をした。


「皆さん、お待たせしてすみません。
改めまして、マロニエと申します」


「やあ、今日はお誘い頂きありがとう。
久しぶりだな、マロニエさん…以前、公演でお会いした以来ですな」


「ええ、お久しぶりですグロリオサさん。
アリッサムさんもお元気そうで…」


「お久しぶりですわ。
そちらが息子さんなのね?」


「はい、こちらが息子のローレルです。
皆さんに挨拶を」


「初めまして、自分はローレルと申します。
本日は私のお願いを聞いていただき光栄です!」


「ローレル君…噂は聞いているよ。
ほら、ダリアとキキョウも挨拶を」


ダリアは二人に礼をしてから言った。


「こんばんは、私はダリアと申します。
本日はお会い出来て光栄ですわ」


そしてダリアは二人を交互に見つめた。


ローレルはマロニエと似て端整な顔立ちをしている。


スタイリングされた美しい金髪が特徴的だ。


「…ローレルさんはピアノを演奏しているとお聞きしました」


ダリアは話しかけた。


「はい、自分はピアニストを志望しております。
その…ダリアさんの演奏には感動しました!
音楽コンクールでは素晴らしい成績で…」


「ありがとうございます、ローレルさん」


「はは、挨拶はこの辺りにして…そろそろ食事を始めようか!」


その後、料理が運ばれてきた。


ダリア達は食事を楽しんだ。

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作者名:きょうちゃん | 作成日時:2020年3月31日 18時

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