ミスミと魔法の町5【とんがりボウシ】 (ページ29)

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217.支度ページ29

ミスミとソルベが恋人になった翌日、教室ではその話題で持ちきりだった。

「ミスミ、おめでとうなんだ！」

「…二人のこと、応援するつもり…！」

「ありがとう、フジ、ホタル…！」

ミスミは皆にお祝いの言葉を掛けられて嬉しいような、恥ずかしいような気持であった。

ソルベもほんのり頬を赤くして答えていた。

「ソルベ様、おめでとうございます…！」

「ありがとうキキョウ…何だか恥ずかしいな…//」

「ソルベ…ミスミのことをよろしくね？
私もあなた達のことをサポートしていくわよ！」

「ダリア、もちろんだよ…彼女のことは大切にすると決めたからね。
…それと、ありがとう」

「あ、先生が来たみたいなのサ！」

皆は慌てて席に着いた。

放課後、ミスミは帰る支度をしていた。

「ミスミ、明日家に行くんでしょう？
私達も行くのよ、良かったら途中まで一緒に行かないかしら？」

「ダリアとキキョウも明日なんだ！
もちろん、一緒に行こう！」

「ミスミ様も明日のご予定なのですね」

3人は学生寮に戻って準備を進めた。

ミスミは母に会えるのを楽しみにしていた。

「お母さん、元気かな…」

それから母にもっと詳しく話を聞かなくてはいけない。

父のこと、リバイブのこと…

ミスミは話す要点を頭でまとめていた。