216.心強い仲間 ページ28
ミスミとソルベはしばらく、二人で話していた。
そして学生寮まで送ってくれた。
「それじゃあミスミ、また明日な」
「…うん、送ってくれてありがとうソルベ。
また明日ね」
「そうだ、ミスミ…明日の夜、星を見ないか？
天文台でどうかな？」
「うん！
久しぶりに行きたい…楽しみにしてるね」
「ボクも楽しみにしてるよ」
ソルベは自分の家に帰っていった。
ミスミは学生寮に戻った。
「おかえり、ミスミ」
「ただいま、テツさん」
「もう少しで夕食出来るからな」
「はい！」
ミスミは部屋に戻った。
「そうだ、明後日に家に行くんだ。
準備しないと…」
大きめのバッグに荷物を入れていった。
(そうだ、この間の花束も…！)
ミスミは花瓶の水を替えたり、手入れをした。
「ミスミ、夕食出来たぞ」
「はい、今行きます！」
部屋を出ると、ダリアとキキョウも来ていた。
「あ、ミスミ！
…あの後、どうなったの？」
「私も心配しておりました…」
「ダリア、キキョウ…！」
「ミスミの部屋でいいかしら？行きましょ！」
3人はミスミの部屋で夕食を食べ始めた。
「…ソルベを選んだのね。
そしてひょうたとはこれからも友達で居ると…」
「その後、ユニコーンの元にソルベ様を連れて行ったのですね」
「ユニコーンからは大事な話をしてくれたんだ。
私、これからもソルベのことを大切にすることを決めたの！」
「ミスミ…今まで悩んでいたのは私もキキョウも見てきたわ。
よく頑張ったわね！」
ダリアはミスミを抱きしめた。
「ミスミ様…改めておめでとうございます。
お二人のことをしっかり応援させていただきます！」
キキョウはミスミに向かって微笑んだ。
「二人とも…本当にありがとう！
私、本当に素敵な仲間が居て幸せだよ…！」
ミスミは涙を流した。
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作者名：きょうちゃん | 作成日時：2020年3月31日 18時
