206.どうなるの? ページ18
その後、3人は白い木を見ていた。
「すごい、これが噂の白い木なのね…!」
「驚きました…とても美しいですね」
「本当にすごいよね…!」
その時、声が聞こえた。
「あれ、ミスミ達!
何やってるんだ?」
後ろを振り向くと、ひょうたとソルベが居た。
「ひょうた、ソルベ!」
「二人とも、これを見て!
あの白い光が木に変わったのよ」
「え、何だこれ!?
すげえ綺麗な木だな…!」
「こんなに白い木は初めて見たな…!」
ひょうたもソルベもとても驚いていた。
「…ところでお二人は何をされていたのですか?」
「おう、俺達は虫取りに来てたんだ!
この時期は色んな虫が居るからな♪」
「ああ、それに虫の書に登録すればいいものがもらえるからな」
「そうだったのね。
そうだわ、森の入り口の方にピンクのバラがあったでしょう?
あれはミスミが植えたのよ」
「え、そうだったのか?
確か普通のバラから色が変わるんだよな…」
ソルベが言った。
「うん、デイジーさんから教えてもらったんだ。
赤いハートの花を作りたくて…」
「赤いハートの花?
それってふしぎな花だよな、ミスミ…何に使うんだ?」
ひょうたが聞いた。
「あの白い木に掲げるためだよ。
声が聞こえたんだ、愛の力を持った花を掲げるようにって」
「愛の力…なるほどな。
それで必要なんだな」
ソルベが頷いた。
「その花をあの木に掲げたらどうなるんだ?」
「それは…まだわからないかな。
一体どうなるんだろう…?」
ひょうたの質問にミスミは答えた。
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作者名:きょうちゃん | 作成日時:2020年3月31日 18時