ミスミと魔法の町5【とんがりボウシ】 (ページ17)

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205.ピンクのバラページ17

次の日、帰りのホームルームが終わるとミスミは支度をした。

(そうだ、昨日植えたバラの様子を見てこよう…)

「ミスミ様、急いでおられるようですが…何か用事があるのですか？」

「キキョウ！
うん、実は昨日…」

ミスミは赤いハートの花について話した。

「なるほど、そうだったのですね。
良かったら私もご一緒してもよろしいでしょうか？」

「もちろん！」

「何の話をしているのミスミ達？」

「ダリア！
ダリアも一緒に見に行かない？」

「え、何を見に行くの？」

キキョウからダリアに説明してくれた。

「…へえ、そうなのね。
それは気になるわ、行きましょう！」

3人は森に向かった。

ミスミの植えた赤いバラは見事なピンク色に変わっていた。

「すごい…一晩で色が変わった…！」

「これがピンクのバラ…とても可愛いわ！」

「他にもこういった花があるのでしょうか…？」

「デイジーさんがチューリップやスズラン、マーガレットも色が変わる場所があるんだって！
二人もやってみたら？」

「それは初めて知ったわ…ところでミスミ、白い木っていうのは奥にあるの？」

「うん！私はおまじないをしてから行くよ」

「わかったわ、一体どんなものかしら…？」

ダリアとキキョウは森の奥に進んだ。

ミスミは魔法使いに変身してふしぎ花のおまじないを唱えた。

そしてじょうろで水をあげた。

すると花は輝きだし、おまじないは成功した。

ミスミは森の奥に行き、白い木の様子を見に行った。