203.作り方 ページ15
その日は一旦学生寮に戻り、夕食を取った。
ミスミは例の花について調べようとしていた。
愛の力を持った花…一体どんな花なんだろう？
ミスミはまずある場所に向かった。
(花について調べるなら…デイジーさんに聞いた方がいいかもしれない！)
夕食を終えて数分後、ミスミはショッピングモールに向かった。
1階までエスカレーターで下りてフラワーデイジーに行った。
「いらっしゃいませ、どうぞゆっくりしていってね」
「こんばんは、デイジーさん。
聞きたいことがあるんです、大丈夫ですか？」
「ええ、お花に関することかな？」
「実は…ある花について調べようと思っているんです。
それが愛の力を持っている花だそうで…デイジーさん知っていますか？」
するとデイジーさんは答えてくれた。
「…ああ、それはきっと赤いハートの花のことだと思うわ。
ピンクのバラからおまじないで変わるんだけれど…詳しく教えてあげるわね」
「赤いハートの花…ですか、初めて聞きました！」
「そうなのね、学校でふしぎ花のおまじないの授業は習ったかな？」
「…はい、それはミスキーキー先生に教わりました」
「じゃあ、大丈夫ね。
まずは森にバラを植えるの、これは何色でも大丈夫よ。
きのこの森の近くだと色が変わりやすいわ。
ピンク色になったらふしぎ花のおまじないを掛けるの。
数日間おまじないを掛けると赤いハートの花になるはずよ」
「なるほど、ありがとうございますデイジーさん！
早速やってみますね」
「また聞きたいことがあったらいつでも来てね」
ミスミは赤いバラを購入して店を出た。
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作者名：きょうちゃん | 作成日時：2020年3月31日 18時
