200.クロユリについて ページ12
次の日、ミスミはリバイブの夢について考えていた。
「クロユリさん…道具に詳しいって言ってたよね…」
「ミスミ、朝食出来てるぞ」
テツさんの声が聞こえ、慌てて部屋を出た。
「おはようございますテツさん！」
「おう、おはようミスミ。
ほらよ今日の朝食だ」
ミスミは部屋に持っていき食べた。
ふと、クロユリさんと会った時のことを思い出した。
「あの時、クロユリさんブレスレットを持ってた…
もしかして、あれも黒魔術の道具なのかな？」
そう考えているうちに、学校へ行く時間になった。
部屋を出ると、ダリアとキキョウが廊下に出ていた。
「おはようミスミ！」
「おはようございます、ミスミ様」
「ダリア、キキョウ、おはよう！」
3人は学生寮を出た。
「…ミスミ様、何か考えておられるようですが…
いかがなさいましたか？」
「…実は、またリバイブの夢を見たんだ」
「まあ、どんな夢だったの？」
ミスミは夢について詳しく話した。
「今度はクロユリさんが会員になった夢なのね。
そして実験が成功したという報告をしていた…」
「なるほど、あの方は黒魔術の道具にお詳しいということもわかりましたね」
「うん、それにクロユリさんと初めて会った時…ブレスレットを拾ったんだ。
あれもきっと道具の1つかもしれない…」
「クロユリさんもそうだけど…リバイブに入った人達は何かしら目的があるのね」
「ええ、黒魔術で叶えたい願いがあるということでしょう…」
そして学校に到着した。
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作者名：きょうちゃん | 作成日時：2020年3月31日 18時
