190.決意 ページ50
その後は皆で温室を片付け、解散した。
片付けを終えると、テツさんが3人に声を掛けた。
「そういえば、お前達1つ星魔法使いになったんだってな。
おめでとう、今日はご馳走を作ってやる」
「テツさん、ありがとうございます!
もっと上の級を目指して頑張ります」
「ええ、まだたくさん称号があるわよ」
「そうですね、これからも頑張ります」
「そうかそうか、まあ頑張れよ。
勉強出来るのも今のうちだけだからな」
3人はそれぞれ部屋に戻った。
ミスミは早速日記を開いた。
今日はとても素敵な1日になった。
1つ星魔法使いに昇級し、クラスの皆がリバイブの調査に協力してくれることになって…
「お父さん…私もっと頑張るからね!」
ミスミは呟いた。
日記に次々と自分の思いも書いていった。
そういえば、お母さんは元気だろうか。
手紙やメールで連絡を取っている限りでは元気そうだ。
今度、休日に家に行ってみようかな。
そして…気がかりなのはリバイブのことだ。
現在、彼らは何をしているのだろう?
また新たな実験を始めようとしているのだろうか…
黒魔術は、決して良いものとは言えない。
もしまた彼らが悪いことをしようとしているのなら…
私の出来る限りの力で止めないと。
ダリアやキキョウ、クラスの皆、町の皆を守れるような力を身に付けられたら…
ミスミはこれからのためにたくさん勉強しようと誓った。
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作者名:きょうちゃん | 作成日時:2019年9月10日 17時