ミスミと魔法の町4【とんがりボウシ】 (ページ41)

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ミスミは記事を読み終えた。

「どうやら、リバイブは何かの実験を成功させたようですね。
もしかして、ミスミ様がおっしゃっていた夢の話と関係があるのではないでしょうか…？」

「キキョウの言うとおり、そうかもしれない！
それにこの写真…あの“先生”だよ！」

記事と共に掲載されている写真には、1人の男性が映っていた。

この人物がリバイブの代表…名前はハナズオウ。

父よりも年上だろうか、髭が少し生えていて微笑んでいる。

夢でははっきり表情が見えなかったが、これで分かった。

「この方がそうなのですね…皆様、こちらの記事をご覧ください！」

キキョウはダリアとひょうたとソルベに見せた。

「まあ…この人がミスミの言ってた“先生”？」

「なるほどな…でも一体誰に黒魔術を使ったんだろうな？」

「でもこれでリバイブの代表のことは知ることが出来たな…」

ミスミはこれまでのことを整理してみた。

リバイブの代表はハナズオウという男性。

そしてメンバーは町に来ていたクロユリ、夢で見たロベリア、その他にもまだ何人もいるはずだ。

黒魔術を使った実験…それは一体どんなものだろうか？

「…とにかく、まだ分からないことの方が多いな。
少しずつ調べていこう」

ソルベは言った。

「そうだな、図書館にはまだたくさん資料はあるしな！
皆で探していこうぜ！」

「そういたしましょう。
…さて、暗くなってきましたのでそろそろ行きましょう」

5人は塔を出た。