177.情報共有 ページ37
次の日の朝、ミスミは母からのメールについて話した。
「え、リバイブって黒魔術を扱う組織だったの?」
「そう、お父さんは悪いことをやめさせるために調べていたんだって」
「では、この間の洞窟の件も黒魔術が関わっていたということでしょうか…」
「まだはっきりとわからないけれど、例の“先生”はお父さんに何かしようとしているんだ。
敵視していることは間違いないと思うんだ…」
「まだまだ調査が必要みたいね…
クロユリさんはもう町にいないみたいだけれど」
「黒魔術は大変危険なものだと聞いています。
なるべく早く情報を集めたいですね」
そう話しているうちに学校に着いた。
隣の席のソルベはもう座っていた。
「おはようソルベ、リバイブについて少しわかってきたよ」
「おはようミスミ…それは本当かい?」
「うん、お母さんから教えてもらったんだけど…」
ミスミは詳しく話した。
「なるほど、黒魔術の組織か…」
「なんだ、何の話だ?」
傍にひょうたが来ていた。
「おはようひょうた、リバイブについて話していたんだ」
「リバイブってあの、例の事件のことか?
俺にもできることがあったら言ってくれ!」
「ありがとう、ひょうた!
じゃあ、放課後一緒に調査しよう」
ミスミが提案した。
すると、校長先生が入ってきた。
「皆さん、席に着いてください。
ホームルームを始めましょう」
クラスメイト達は急いで自分の席に戻った。
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作者名:きょうちゃん | 作成日時:2019年9月10日 17時