ミスミと魔法の町4【とんがりボウシ】 (ページ36)

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176.詳しいことページ36

ミスミは塔に向かって歩いた。

今度は黒魔術についても詳しく調べてみよう。

「こんにちはミスミさん。
本日も調べ物ですか？」

「うん、黒魔術について調べようと思って…」

「おい、黒魔術って…やばいんじゃないのか」

虫の書が言う。

「リバイブが黒魔術の組織だってわかったんだ！
だから、リバイブの目的とか…わかるかもしれないし…」

「…確か、そういう書籍もあったかと。
リバイブという組織は物騒ですね…」

魚の書が呟いた。

ミスミは黒魔術について載っていそうな本を探してみた。

何冊か手に取り開いていく。

白魔術との違いは多くある。

黒魔術は行うに当たってその本人に代償が伴うことがほとんどであった。

また死者や悪魔と契約して魔法を使うこともあるそうだ。

黒魔術はやはり恐ろしいものである。

リバイブは、あの"先生"は何を企んでいるんだろう。

そして父・ブローディアに何をしようとしているのか。

それがわかれば対処する方法も見つかるかもしれない。

その時、虫の書が言った。

「そういやミスミ、ソルベとひょうたのことはどうなってんだよ？」

「え、どうって…？」

「おやおや、それも気になりますね。
進展があったんですか？」

「えっと、よくわからないかな…//」

「まだまだ若いんですから、楽しんでくださいねミスミさん」

「ったく、お前も色々忙しいな…」

図鑑たちは言った。