ミスミと魔法の町4【とんがりボウシ】 (ページ35)

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175.黒魔術ページ35

ミスミは学校から帰ると早速メールを確認した。

すると、1件新着メールが届いていた。

母からだった。

『ミスミへ

元気にしているかしら？お母さんも元気です。

急にメールが入っていて驚きました。

まさか貴女が危険な目に遭っていたのかと思うと心配です。

リバイブという組織についてはお父さんから少し話を聴いたことがあるわ。

それは黒魔術師を中心とした集まりだと言っていたの。

お父さんは黒魔術についても調べていたみたい…それでリバイブのことも知ったそうよ。

黒魔術で悪いことをしている人達を止めたいと言っていたわ。

貴女の夢になぜリバイブの人達が出てくるのかはわからないけれど、十分気を付けてね。

今度家に帰ってきてね、貴女に会いたいわ。

ナズナより』

ミスミは父がしていたことに驚いた。

「魔法で人々を幸せにする」それが父の掲げていた目標だ。

その一方で魔法で悪いことをしている人達がいることは聞いたことがある。

魔法には種類があると父が教えてくれた。

父が本などで説いていた一般的なものである「白魔術」と、道理を外れている「黒魔術」。

リバイブは黒魔術を行なっている組織ということがわかった。

母のおかげでリバイブについてスムーズに調べられそうだ。

またこの町で危ない事件が起こらないようにしなくては。

ミスミはそう強く決心した。