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171.ひょうたの思い ページ31

ミスミは突然のことに驚いていた。


「ひょうた…どうしたの…?//」


「俺…あの時、すごく心配でたまらなかったんだ。
ミスミやソルベに何かあったらって…」


「ひょうた…」


「だから、俺決めたんだ。
俺は皆を守れるような男になるって。
また…こういうことが起こらないとも限らないんだろ?」


「…っ!」


「それに俺…今回のことでわかったんだ。
やっぱりミスミのことが大切なんだって…//」


「…えっ//」


「最近、お前とソルベが一緒に居るのを見ると胸が苦しいんだ。
何て言っていいかわからないけど…俺ももっとミスミと一緒に居たいんだ!
ソルベも…あいつもきっと同じことを思ってるぞ」


ひょうたの言葉にミスミはドキドキしていた。


それに、彼に抱き締められているから余計に胸の鼓動が大きくなる。


「ミスミ…お前はどう思ってるんだ?
俺とソルベ、どっちが好きなんだ…?」


「わ、私は…決められないよ//
二人とも、とても優しくて…どっちかなんて…」


「…俺は本気なんだ。
ミスミ、急ぐ必要はないからいつか…決めてくれっか。
俺はどんな答えでも、ミスミの本当の気持ちを受け止めたいんだ」


「ひょうた…ありがとう//」


ミスミが頷くと、ひょうたはそっと体を離した。


「ミスミ、これから釣りしないか?
虫もいるし…孤島の自然を楽しもうぜ!」


「うん!孤島についてもっと知りたいな」


二人は夕方まで孤島で過ごした。

172.課題について→←170.孤島



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作者名:きょうちゃん | 作成日時:2019年9月10日 17時

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