ミスミと魔法の町4【とんがりボウシ】 (ページ27)

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167.調査開始ページ27

ソルベは放課後、あの事件について考えていた。

クロユリという女性が関わっていると思われる組織…詳しく知ることが出来たら。

そう思ってソルベは図書館に向かった。

またこの町で異変が起きたりしたら大変だ。

それに…ミスミのことをなんとしてでも守りたいという思いがあった。

塔に入ると、図鑑達に挨拶した。

「こんにちはソルベさん、お元気そうで何よりです」

「ったく、大変だったらしいな…話は聞いてるぜ」

「ああ、でもクラスの皆や先生たちが助けてくれたおかげですよ」

そしてソルベは組織についての本を探し始めた。

しかし、図書館にはかなりの冊数の書籍があるため難しかった。

すると、扉の方から声が聞こえた。

「こんにちは！…ってソルベ？」

「ミスミ！来てたのか…」

「今日は何の本を探しているの？」

「ああ…実は例の事件の組織について調べたいと思って」

「えっ、実は…私もそう思って来たんだ」

「そうだったのか、じゃあ一緒に探そうか」

「うん…あ、ソルベ！
組織の名前なんだけど…夢の中でお父さんが教えてくれたんだ」

「え、名前がわかっているのかい？」

「うん！『リバイブ』っていう組織だよ」

「リバイブ…わかった、それを頼りに本を探してみるよ」

こうして二人は毎日空いた時間を見つけて組織について調べることになった。