161.BRAND-NEW ページ21
そして午前10時。
ブザーが鳴り、司会の人が前に出て挨拶をした。
「皆さん、こんにちは。
これから音楽コンクールを始めたいと思います…」
挨拶を終えると、注意事項やプログラムについて話していた。
それから最初のグループの演奏が始まった。
会場をチラッと見渡してみると、校長先生やテツさんが来ているのがわかった。
どの演奏もとても良かった。
その演奏者の気持ちがわかるような気がした。
ついにダリアとキキョウの出番がやってきた。
ダリアは赤いカクテルドレス、キキョウはタキシードで登壇した。
「こんにちは、私はダリアです。
今回、私達が演奏するのは『BRAND-NEW』という曲です」
「私はキキョウです。
皆さんが明るくなれるような曲を選びました、是非聴いてください」
そして、二人で合図を出して演奏が始まった。
ダリアは自信に満ちた表情で、バイオリンを弾いていた。
キキョウは落ち着いた表情で、ダリアに合わせるようにフルートを吹いていた。
会場は明るい雰囲気に包まれ、まるでお客さんと一体化するような演奏だった。
ダリアもキキョウも楽しそうな表情に変わっていった。
演奏は順調で、ミスミは嬉しくなった。
二人がとても輝いて見えた。
演奏が終わると、会場は拍手と歓声で一杯になった。
二人は嬉しそうな表情で会場を見詰めていた。
ミスミも精一杯の拍手を送った。
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作者名:きょうちゃん | 作成日時:2019年9月10日 17時