153.目覚め ページ13
その頃、ソルベの家にはひょうた達が見舞いに来ていた。
「ソルベ…まだぐっすり眠っているのサ」
「うん、相当無理していたのかもしれないね…」
「そうだね、だって1日ちょっと洞窟に居るのは…体力を使うと思うよ」
「ソルベ…」
ソルベはまだベッドで眠っていた。
すると、ドアをノックする音が聴こえた。
「ソルベ!」
「その声は…ミスミか?」
ひょうたは慌ててドアを開けた。
「ミスミ…!目が覚めたのか?」
「ひょうた…!私はもう大丈夫だよ…!」
「良かった…お前が元気で…」
ひょうたはミスミに抱き着いた。
「ひょうた…?//」
「あ、悪い…嬉しくてつい…//」
するとマシュー達がやってきた。
「ミスミ!良かった元気で…」
「全く、心配したのサ…」
チュータローが安心したように言った。
「皆…本当にありがとう、テツさんから話を聞いたよ!」
「ミスミの元気な姿が見られて嬉しいよ…!
でも、ソルベがまだ眠っているんだ…」
サミーがしょんぼりしていた。
ベッドを見てみると、ソルベが横になっていた。
ミスミは彼の方に駆け寄った。
「ソルベ…私だよ。
私のために…本当にありがとう…」
ミスミはソルベの手を握った。
その様子を4人は静かに見ていた。
「私がこうして元気になれたのも、ソルベのおかげだよ。
だから…ソルベも早く元気になって…!」
ひょうたも近づいて言った。
「またお前と遊んで、たくさん話したいぞ…!」
その時、ソルベの手が少し動いた。
「ソルベ…!」
すると、ソルベの目がゆっくり開いた。
「あれ…ボクは一体…」
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作者名:きょうちゃん | 作成日時:2019年9月10日 17時