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151.考え事 ページ11

ミスミが色々と考えていると、テツが部屋にやってきた。


「…ミスミ!目が覚めたのか!」


「テツさん…私、どうしたんですか?」


「ああ…昨日の夜お前は洞窟で意識を失ったんだよ。
キキョウがここまで運んできて、ダリア達が看病してくれたんだぜ」


テツは経緯を説明してくれた。


「そうだったんですか…皆には何てお礼を言ったらいいか…」


ミスミはふと気づいた。


「テツさん!ソルベは?彼は大丈夫ですか?」


するとテツは言った。


「ああ、ソルベも家に運ばれてクラスの男子が看病していたそうだ。
そのまま部屋で休んでいるだろう」


「良かった…ソルベも無事なんですね!」


「ああ…そういやお腹、空いてないか?
昼飯作ってあるから食べろ」


「ありがとうございます!」


テツはそう言うと、部屋を出て行った。


ミスミは考えていた。


ソルベの存在が勇気をくれていたこと。


そしてダリア達が私達のために力を尽くしてくれたこと。


洞窟に居たネッシーは励ましてくれた。


皆にいくら感謝を申し上げても足りないくらいだ。


落ち着いたら皆にちゃんとお礼をしよう。


そして夢の中で父が言っていたこと…リバイブという名の組織のこと。


一体リバイブは何をしようとしているのだろう。


「ミスミ、ほら…飯持ってきたぞ」


「…あ、ありがとうございますテツさん!」


テツが持ってきたのは、フレンチトーストだった。


「おかわりもあるからな、たくさん食べろよ」


テツはそう言って部屋を出て行った。


ミスミはフォークを使って食べ始めた。


それはとても甘くて美味しかった。

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作者名:きょうちゃん | 作成日時:2019年9月10日 17時

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