119.休養 ページ27
その後、ミスミはしばらくダリアの様子を見ていた。
夜の9時頃、ダリアは一度目を覚ました。
「ダリア、起きた？」
「…あれ、私…いつの間に部屋に？」
「ダリア、郵便局を出た後に意識を失ったんだよ。
キキョウがここまで運んでくれたんだ」
「まあ…それでキキョウは？」
「キキョウには休むように言ったよ。
2人とも、ゆっくり休んでほしいから…」
「ミスミ…ごめんなさいね。
心配をかけて」
「ううん、ダリアもキキョウも頑張ったもの。
明日は学校だけど、大事を取って休んだ方が良いよ」
「…ありがとうミスミ」
それからダリアは再び眠りについた。
ミスミも部屋に戻り、明日の準備をしてベッドに入った。
翌日、学校に行こうとしていたらテツさんに呼び止められた。
「ミスミ、ダリアとキキョウは休むのか？」
「はい、2人には元気に登校してほしいので！」
「そうか、2人の様子は俺が見るから安心して行って来い」
「はい、お願いしますテツさん」
ミスミは学校に向かった。
途中で、ひょうたとソルベに会った。
「おはようミスミ。
ダリアとキキョウは？」
「2人はお休みだよ。
昨日のことで疲れを取ってほしいから…」
「そうか、2人ともたくさん練習したんだろうな。
じゃあミスミ、俺たちと行こうぜ！」
「ああ、そろそろ行かないと」
「…うん！」
そして3人で学校に行った。
ミスミは先生に2人のことを伝え、授業に臨んだ。
2人分のノートも取りながら、話を聞いていた。
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作者名：きょうちゃん | 作成日時：2019年2月28日 1時
