113.ソウルミュージック ページ21
「ソウルミュージックは、昔アメリカで広まった音楽なの。
ゴスペルやブルースから発展していって生まれたみたい…」
「ちなみに、おすすめの曲ってあったりしますか？」
「…ええ、最近はこれかしら。
『ザッツ・ソウル』よ、今流すわね」
すると店内の曲が変わった。
メルシィさんの言うとおり、自分の何かが動かされる感じがした。
「確かに…とても迫力のある音楽ですね」
「じゃあ、これを演奏してみましょうか。
早速CDを…」
「あら、良かったらこれ貸してあげるわよ？」
「え、良いんですか？」
「もちろんよ、音楽を色んな人たちと共有したいもの」
「ありがとうございます！メルシィさん」
ミスミ達は店から出た。
「さあキキョウ、早速練習しましょう！」
「そうですね、ブニャーさんの命が掛かっていますからね。
一刻も早く演奏できるようにならないと…」
「とりあえず二人は帰って練習した方が良いよ。
僕達もそろそろ帰ろう」
「そうね、もう少しでご飯の時間だよ〜」
「それじゃあまた明日、学校でな！」
ミスミはダリアとキキョウと学生寮に向かった。
「夕食を済ませたらすぐ練習しましょ！
CDを聴いて、楽譜も調べないと…」
「私も手伝うよ！
部屋にパソコンがあるから調べてみるね」
「ありがとうミスミ！
私は、明日にでも郵便局で演奏できるように頑張るつもりよ…！」
「あ、明日？
そんなに早くに出来るの？」
「大丈夫よ。
私はあの…マロニエさんの弾いていた曲を1日で覚えたことがあるわ」
「お嬢様は早く覚えたいと寝る時間まで練習しておりましたね…」
「で、でも…無理はしないでね？」
「わかってるわ。
さあ、早くいきましょ」
3人は学生寮に帰った。
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作者名：きょうちゃん | 作成日時：2019年2月28日 1時
