ミスミと魔法の町3【とんがりボウシ】 (ページ20)

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112.ライムライトページ20

「えっと…2人が楽器を弾くってことなつもり…？」

「確かに、ダリアとキキョウなら出来そうな気がするのサ」

「私達に出来るのかしら…？
そもそも何の曲を演奏したらいいのかわからないわね…」

「そうだ、音楽に詳しいメルシィさんに聞いてみるのはどうかな？
さっきソルベも言ってたよね、ライムライトでその話をしていたって」

マシューがさらに提案した。

「そうと決まれば、早速ライムライトに行こうぜ！」

「あ、ひょうた…！
よし、ボク達も行こうか」

「う、うん！」

ミスミ達はショッピングモールに向かった。

ライムライトは1階にある。

「いらっしゃいませ…あら、大勢のお客さんね」

中から聞こえたのはワイングラスの女性。

彼女がこの店を営んでいるママ・メルシィさんだ。

「貴方たちは…魔法学校の生徒さんね。
どうぞ、お好きなところに座って？」

するとダリアが言った。

「あの、今日はメルシィさんに聞きたいことがあるんです！」

「まあ、私に？何かしら？」

ダリアは続けた。

「ソウルミュージックについて教えてくださいませんか？
ちょっと演奏する機会があるので…」

「あら、良いわよ。
ソウルミュージックは奥深いわよね…よく店内で流すわ」

メルシィさんはミスミ達にジュースを注いで渡しながら話す。