ミスミと魔法の町【とんがりボウシ】

40.ふしぎ時間について ページ41

数日後、学校で校長先生がホームルームで話した。


「皆さん、そろそろふしぎ時間が始まります。

君たちにとって初めての体験になりますね。

ふしぎ時間になると町全体の色が変わります。

そして、広場ではダグラス先生が授業をしてくれます。

是非、楽しい時間にしてくださいね」


休み時間、ミスミはソルベやひょうたと話していた。


「なあなあ、ふしぎ時間ってどんな感じだろうな？」


「きっと、すごいだろうね。
楽しみだな」


「私も、すごく楽しみ！
ダグラス先生の課外授業も受けてみたいし…」


「そうだな！
はやくならないかな」


そして放課後、ミスミはソルベに声を掛けられた。


「ミスミ、良かったらだけど…ふしぎ時間になったら天文台で空を見てみないか？
あ、もちろん授業が終わってからでいいけど…」


「…うん、私も見たいって思ってた！
じゃあ授業が終わったら…」


「ああ、ありがとうミスミ」


ソルベはひょうたと教室を出た。


すると、ダリアがやってきた。


「ミスミっ、今ソルベと何話してたの？」


「え、えっと別に…大したことじゃないよ？」


「え〜なんだか怪しいわね…
最近ソルベとよく話してるみたいだし…結構仲が良くなったのね♪」


ダリアは、ニヤッと笑いながら言った。


「だ、ダリア…からかってるの？」


「別に？ミスミが楽しいなら私も嬉しいだけよ？
さ、私達もそろそろ帰りましょ」

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