39.演奏会 ページ40
準備を終えた二人は前を向いて言った。
「皆、来てくれてありがとう。
私、小さい頃からバイオリンが大好きだったの。
そして誰かに聴いてもらうことはとても幸せだと思っているわ。
だからこうして…まだ出会ってばかりのクラスの皆に聴いてもらえるなんて光栄だわ。
これを機に私のことを知ってもらいたいなって思っているの」
「えっと、今回は私達の演奏会に来てくださりありがとうございます。
私もお嬢様と同じ気持ちです。
是非最後まで聴いていただけたらとても嬉しい限りでございます。
それでは聴いてください、私達の得意曲『プレリュード』」
二人は合図を出して同時に演奏を始めた。
ダリアの滑らかな音色のバイオリン、キキョウの優しい音色のフルートが広い範囲で響いていく。
やっぱり部屋より外の方がより遠くに音が通る。
周りの皆はうっとりとして聴いているようだ。
二人が演奏を終えると、皆は拍手を送った。
「とても良かったよ、二人とも！」
「素晴らしかったわ！」
「皆…ありがとう、私達も弾いていて楽しいわ！」
するとマシューが言った。
「ねえ、たまにこういう演奏会を開くっていうのはどうかな？
あ、ダリアとキキョウが良ければだけど…」
「それ、いい考えだと思うわ」
「私も…また二人の演奏が聴きたい…！」
ミスミは二人を見た。
驚いているようだが、なんだか嬉しそう。
「皆が聴いてくれるなら、もちろんやるわ！」
「はい、私も同じです！」
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きょうちゃん(プロフ) - PYYさん» 初めまして！作品を読んでいただきありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年8月24日 14時) (
レス) id: 8826fd5edb (このIDを非表示/違反報告)
PYY(プロフ) - はじめまして。きょうちゃんさんの今までのとんがりボウシの小説、全部読ませていただきました。これからも更新頑張って下さい！ (2017年8月21日 17時) (レス) id: 39012cd332 (このIDを非表示/違反報告)
きょうちゃん(プロフ) - なつきさん» なつきさん、ありがとうございます！！頑張ります！！ (2017年8月21日 16時) (レス) id: 8826fd5edb (このIDを非表示/違反報告)
なつき - こらからも更新頑張ってください！！ (2017年8月21日 4時) (レス) id: 16960eab9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょうちゃん | 作成日時：2017年8月14日 0時
