ミスミと魔法の町【とんがりボウシ】

15.入学祝い ページ16

その後、3人は学生寮に戻ってきた。


「おう、お帰り。
入学式はどうだ、疲れたか？」


テツが出迎えてくれた。


「緊張したけど、皆見習い魔法使いになれて良かったです！」


「それに早速クラスメイトとも話せたし…明日から楽しみだわ！」


「早く魔法の授業を受けてみたいです！」


「そうか、それは良かったな。
そうだ、お前さん達の入学祝いをしなくちゃな」


ミスミ達は驚いた。


「入学祝い…？」


「まあ、何か貰えるのかしら？」


「本当は昨日でも良かったんだが…昨日は来たばっかりで忙しかったしな。
だから3人で何かごちそうを食べてきてくれ！」


「ごちそう？嬉しいわ！」


「誠にありがとうございます、テツさん」


するとテツは何かをミスミに渡した。


「ほらよ、これはそのお金だ。

もう知っているかもしれないが、この町ではリッチというお金を使うんだ。

無駄遣いするんじゃねえぞ」


「…はい、ありがとうございます！」


「それと、食べる場所はショッピングモールにあるからな。
色々な店があるから、時間が出来たら自分でアイテムを買うといい」


テツは説明を終えると言った。


「もう少しで昼飯の時間だ。
ショッピングモールも混むだろうから、迷うんじゃねえぞ」


「はい、行ってきます！」

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