《続》短編集胸キュンスカッと (ページ33)

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丈くんの家の前にきたけど……

何話したらいいんやろ…

ｶﾞﾁｬ

「あ……」

丈「…なに？」

「っ…話がある！」

丈「バイトなんやけど」

「すぐ終わるから」

丈「やっぱ恭平の方が良くなった？」

「……もう丈くんは私のこと嫌い？

てか、最初っから好きじゃなかった？

大吾の妹やから仕方なくで付き合ったんちゃうん。

私がしつこいから……」

丈「……」

「丈くん付き合ってから冷たくなったし、

恋人らしいこともしてへん。やっぱり丈くんにとって

私は子供やから？

なぁ、丈くん。

別れよっんか！

私は好きやけど、丈くんは違うやろ？

……ごめんね。迷惑やったやろ

もし私のせいでこれからお兄ちゃんと気まずくなった

らごめんなさい。私はもう丈くんと関わらないように

するから」

そう言って私は丈くんから逃げた。

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家

ｶﾞﾁｬ

「っ…お兄ちゃん」

ｷﾞｭｯ

大吾「うおっ、A？？」

「丈くんと別れてきた。」

大吾「…そっか」

「ごめんね。」

大吾「ん、何が？？」

「私のせいでお兄ちゃん、丈くんと気まずくなるかも

しれんし……」

大吾「もう、こんな時に俺の心配して……

俺は大丈夫やから。Aの事はもちろん大事やけど

丈くんも友達として大事な人やからそう簡単に友達

辞めるほど嫌いなんてやらへんよ？

逆にAは大丈夫？」

「えっ？」

大吾「俺は丈くんと友達やし、家に来ることだって

ある。Aのほうこそ気まずくならへん？」

「大丈夫！それまでにはちゃんと吹っ切れるから！」

大吾「あまり無理するなよ」

「……ありがとう」

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