《続》短編集胸キュンスカッと (ページ31)

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大学生の君藤原丈一郎ページ31

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私の彼氏は大学生で、大学生のあなたからしたら

子供で……

あなたのこと大好きだけど、あなたのことが分からない。

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「丈くん。おはよう！」

丈「…はよ」

ほらね。最近のあなたは冷たいの。

付き合った当初はこんなんじゃなかったのに……

こんなんだったら……

お兄ちゃんの妹としているほうがよかったのかな？

「じゃあまた放課後！」

丈「ん。」

丈くんの通ってる大学と私の通ってる高校はとても近い。

だからこうして毎日一緒に行ってる。

でも、一緒に行ってる意味あるのかな？

そもそも丈くんは私のこと好きなのかな？

告白したのも私からだし、

付き合えたのだって私がしつこく告白するから

いやいや付き合ったみたいな感じだったし…

大吾の妹やから。って断れんだけ？

付き合う前はこんなネガティブになることなかったのに。

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放課後

丈くんを待っていると…

『よっ！』

「恭平やん！」

恭平「誰か待ってるん？」

「うん！」

恭平「じゃあそれまで俺が相手してやろか？」

「結構です！後でジュース奢れとか言うんやろ？」

恭平「うわぁーバレてたか～」

「バレバレやな！」

恭平「誰待ってるん？」

「彼氏」

恭平「彼氏いたんや…」

「うん、最近上手くいってないけど…」

恭平「そうなんや…」

丈「A」

「あ、丈くん」

恭平「丈くん？

え、丈くんじゃないっすか！！」

丈「え、あ…恭平やん」

「え、知り合い？」

丈「バイト先の後輩」

「そうやったんや…」

恭平「え、ってことはAの彼氏って……」

「丈くんです…」

恭平「あ…なるほどね！

じゃあ、おじゃま虫は退散しまーす。」

丈「……恭平とそんなに仲良いん？」

「まぁ、唯一喋れる男友達かな。

恭平ムードメーカーやしみんなと仲良いで！」

丈「ふーん。」

「か、帰ろっか！」

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