○となりの席のわたなべくん (ページ4)

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○焼きそばパンとメロンパンページ4

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｢私、今日購買で買わなきゃだから行ってくるね｣

あまり人が居ない屋上で食べる事になったが、今日はお弁当は持ってきてないからパンを買う。

渡辺『俺も行かなきゃだわ、先食べといて』

よりによってなんで渡辺くんと2人なの…。

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特に話す事も無く、無理矢理話すのもしんどいので段々と距離が空いてきた。

急に渡辺くんが立ち止まり、振り返った。

ごめんから始まった渡辺くんの言葉。

渡辺『俺さふっかみたいに上手く距離詰めれないんだわ』

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｢ううん、むしろごめんね。私なんかと… ｣

渡辺『私なんか、って自分下げんなよ』

｢っえ… ｣

渡辺『俺は嬉しいよ、一緒にご飯食べれて』

渡辺くんがふわりと笑ったので、それにつられて私も笑った。

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｢うわぁ…めっちゃ人居る｣

普段購買で買わず、近くのコンビニで買うので購買の様子はあまり知らない。

渡辺『なんでこんなに人居るんだよ… 』

とにかく、今日の食料を手に入れるのが目標。

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｢パン買えないってどういうこと… ｣

お目当てのパンは勿論、他の惣菜パンも無くなっていた。

とりあえず、お腹に溜まりそうな蒟蒻ゼリーだけゲット。

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渡辺『西野さん』

｢渡辺くん、買えたんだね｣

渡辺くんの手には焼きそばパンとメロンパン。

渡辺『いや、なんか譲ってもらっちゃったんだよな… 』

と困ったように笑う渡辺くん。

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