おうち映画会 ページ10
亮平くんとの約束の日、仕事が終わってまっすぐ家に帰ってきた。
サッとシャワーを浴びて髪を軽くタオルドライしながら、テーブルにグラスやお皿を用意する。
髪をドライヤーで適当に乾かし、亮平くんにいつでも来てもらって大丈夫だよと連絡を入れて、ご飯の準備をした。
今日のご飯は昨日から仕込んだビーフシチューがメイン。
バケットはもちろんエトワールのもの。
売れ残らなかったら困るから、一本だけ自分のためによけておいた。
シチューに火を入れながら、バケットを切っているとドアのところのチャイムが鳴った。
「はーい！」
返事をしながら玄関を開けると、そこにはもちろん亮平くん。
亮「こんばんは。」
「こんばんは！どうぞ、あがって！」
亮「お邪魔します。」
亮平くんが脱いだクロックスを見て、ご近所さんって感じがするなぁと思った。
「ご飯準備するから適当に座って待っててね！」
亮「ごめんね、仕事で疲れてるのにご飯まで…。」
「ううん、大丈夫だよ。仕事なのは亮平くんもだし、今日は大したもの作れてないんだよね。」
亮「でも凄くいい匂い。外までおいしそうな匂いが届いてたからチャイム鳴らす前にお腹なっちゃったよ。」
「ほんとに？それならいっぱい食べてね！」
お皿に盛り付けたバケット、シチューをテーブルに運び、サラダもあるんだったとキッチンに戻る。
亮「Aちゃん、これ…。」
キッチンまで来てくれた亮平くんに渡された紙袋は可愛いピンク色で、最近駅前に出来たパティスリーの物だった。
「え！？そんな、気使ってくれなくていいのに！！」
亮「最近流行ってるというか…ここのマカロン生徒にも好評らしいって同期に聞いたからさ。」
「そうなんだ！気にはなってたの！！駅前のお店だよね？うわぁー！嬉しい！！」
袋から取り出し、マカロンを冷蔵庫に入れて、サラダを準備する。
亮平くんがサラダを運んでくれたから、私は飲み物を運ぶ。
「亮平くん、明日も仕事だと思うけど、お酒飲む？ワインがあるんだけど…。」
亮「じゃあいいただこうかな？Aちゃんお酒好きだよね。」
「うん、ばれちゃうよね、さすがに。」
亮「え？隠してないでしょ？」
確かに隠してないなと笑うと亮平くんも笑った。
なんだろう、亮平くんといると、なんだかとても楽しい。
なんでもないことなのに…。
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ぴの(プロフ) - ありがとうございますm(__)m (2月15日 19時) (
レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ぴのさん» 楽しみにしていてください。なるべく早くに更新していく予定です。 (2月15日 19時) (レス) id: 4d0fa264eb (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - クライマックスかぁ〜。ちょっと寂しいですが、亮平くんの、男気を期待しています (2月15日 19時) (レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ぴのさん» お休みだったんですね！貴重なお休みの時間を使ってもらえるの嬉しいです。ここからはクライマックスに向かって頑張りますね！！ (2月15日 19時) (レス) id: 4d0fa264eb (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めちゃくちゃ、嬉しい♪ たまたま仕事休みで、いっきに読んでます♪ (2月15日 18時) (レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊李 | 作成日時：2022年10月9日 1時
