・ ページ41
亮平side
テストの中休みが木曜だって気付いて、すごくテンションが上がった。
もしかしたら一日Aちゃんと一緒にいられるかも！って。
そしてちょっと遠出しない？なんて誘ってみればOKと返事が来て、俺のテンションは今までにないくらい最高潮に。
気付かれないように気を付けていたけど、やっぱり同期の目はなく誤魔化せなくて、ふっかに問い詰められて、Aちゃんと出かけることを話すとなぜかふっかのテンションも上がってた。
当日の朝、Aちゃんを見て、ちょっと固まってしまった。
気付かれない程度に出来たとは思うけど。
Aちゃんが可愛すぎる。
いつも可愛いけど、いつもよりもしっかり目にメイクしてたり、ワンピースにカーディガンを合わせているところだったり、本当に可愛い。
俺と出かけるから、おしゃれしてくれたのかな？とか思うともうやばい。
舘さんだったらすぐに褒めることが出来るんだろうなと思ったけど、俺にそんなことは出来ない。
中華街に行ったことが無いというAちゃん。
到着した途端に嬉しそうにはしゃいでいて、つい可愛いって言っちゃった。
言った俺も焦ったけど、Aちゃんの照れる姿が見れたから良かったと思うことにした。
「ねぇ、亮平くん！私パンダまん食べてみたい！！」
亮「良いよ、食べよ。あ、あそこ元祖パンダまんって書いてあるよ？」
「元祖！それは気になっちゃう。」
亮「じゃああそこで買おう！何かいろんな色のパンダがいる…。」
「私はやっぱり普通の元祖パンダまんが良い！でも他のも気になる！」
亮「ね、俺は緑の野菜パンダまんにしようかな？半分こする？」
「する！」
パンダまんを半分こ、それだけの事にすごく喜んでくれるAちゃんが可愛すぎて俺はすぐに目をそらしてしまった。
パンダまんを二つ買って、お店から少し離れたところで食べる。
「え！パンダまんってチョコなの！？」
可愛いー！と喜んで写真を撮ってから、普通のパンダを半分に割って一口食べたAちゃんが驚いていた。
亮「ほんとだ、チョコだね。」
「普通にあんこかなって思ってたから衝撃が…。でも美味しいね！照も好きそう。」
ごく自然に照の名前がAちゃんの口から出るのが少しだけ悔しい。
やっぱり二人の距離はすごく近いんだって思い知らされるから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 385人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴの(プロフ) - ありがとうございますm(__)m (2月15日 19時) (
レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ぴのさん» 楽しみにしていてください。なるべく早くに更新していく予定です。 (2月15日 19時) (レス) id: 4d0fa264eb (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - クライマックスかぁ〜。ちょっと寂しいですが、亮平くんの、男気を期待しています (2月15日 19時) (レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ぴのさん» お休みだったんですね！貴重なお休みの時間を使ってもらえるの嬉しいです。ここからはクライマックスに向かって頑張りますね！！ (2月15日 19時) (レス) id: 4d0fa264eb (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めちゃくちゃ、嬉しい♪ たまたま仕事休みで、いっきに読んでます♪ (2月15日 18時) (レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柊李 | 作成日時：2022年10月9日 1時
