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亮平side
こんなにも近づいたのは初めてだった。
ハプニングだけど、初めて抱きしめたAちゃんは、華奢でふわっと香る優しい香りに俺の思考は一瞬停止した。
Aちゃんが慌てて俺との距離を取ろうとしてこけそうになったから助けようとしたけど、俺も一緒に倒れてしまい、さらに近づいた距離。
鼻と鼻が触れそうで、もう少しで唇を重ねてしまうことだって出来る距離。
お酒で顔が赤くなり、少しだけ潤んでいる目で見つめられて…。
その目から少し視線をずらすと唇が見える。
小さめの均整のとれたアヒル口。
その可愛い唇の柔らかさを知りたいと思ってしまった自分に気付き、このままではやばいと視線を戻す。
戻したら戻したで潤んだ目と目が合うからやばいのには変わりないのだけど。
「亮平くん…？」
そう名前を呼ばれてハッとした。
亮「あ…えっと…ご、ごめんっ…。」
何やってんだ、俺。
心の中でそう自分を叱責しながら、Aちゃんを抱き起こした。
それから、Aちゃんに場所を聞いて取ってきたタオルでテーブルを拭いて、水を飲んで少し酔いがおさまったと言うAちゃんと片付けをした。
亮「今日はありがとう、ご飯すごく美味しかった。」
「よかった…でも飲みすぎちゃってごめんね？」
亮「大丈夫だよ。ゆっくり休んでね。」
おやすみ、と挨拶を交わしてAちゃんの部屋を出た。
玲「あれ？亮平さん、え？そこって…？え！？Aちゃんと付き合うことになったの！？」
俺がAちゃんの部屋のドアを閉めたのと同時くらいに隣のドアが開き、玲奈さんが出てきて、驚いたように、そして興奮した様子で、だけど時間が時間だから小声で、そう聞かれた。
「いや、違うよ。」
映画を一緒に見ただけ、と伝えると、なーんだ、とちょっとつまらなそうに言われた。
玲「でも、なんかあった？亮平さん、顔赤いよ？」
「え！？べ、別に…。」
玲「え、もしかして…Aちゃんの可愛さに…押し倒しちゃった…とか？」
「はぁ！？そ、そんなことしないよ！」
体勢的には押し倒した、みたいになったけど、決して押し倒したわけではない！
あれはハプニング！事故！
そう思いながら否定する。
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ぴの(プロフ) - ありがとうございますm(__)m (2月15日 19時) (
レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ぴのさん» 楽しみにしていてください。なるべく早くに更新していく予定です。 (2月15日 19時) (レス) id: 4d0fa264eb (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - クライマックスかぁ〜。ちょっと寂しいですが、亮平くんの、男気を期待しています (2月15日 19時) (レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ぴのさん» お休みだったんですね！貴重なお休みの時間を使ってもらえるの嬉しいです。ここからはクライマックスに向かって頑張りますね！！ (2月15日 19時) (レス) id: 4d0fa264eb (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めちゃくちゃ、嬉しい♪ たまたま仕事休みで、いっきに読んでます♪ (2月15日 18時) (レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊李 | 作成日時：2022年10月9日 1時
