公務員の私と6色の彼ら

2.個性豊かな3色との出会い ページ3

Thursday

休みを貰っていたから家でゆっくり休む。

YouTubeを見るか、外を歩くか。
午前中は外歩いて、午後はYouTube見よっかな！

『行ってきます』

誰もいない部屋に呼びかけてドアを閉める。

最近、迷惑系ゆーちゅーばー とやらがいるらしい。
迷惑系って名前もなんか変だよなぁと思うけど
迷惑なゆーちゅーばー でいい気がする


？？「＿＿さん！！初めまして私大好きなんです！ついてきちゃいました！！」


変なこと言ってる女の人がいる。と思ってこの声のする方を見ると昨日見ていた"とうかいおんえあ"のメンバーと見るからに量産系の女の子がいた。

橙「やめてください」

あの人見た事ある、絶対そう。
昨日YouTubeで見た人。

量産女子「私ファンなんです！家入れてください〜！」

そう言った量産系の女の子は昨日見た気がするあの人に思いっきり抱きついた。


ま、まずくない....？


『ぴー！！！ダメです離れてください！！！』

咄嗟に出た言葉は子供みたいな言葉遣いの言葉。

橙「ん....え？」

『うあーーもう離れてください！！！ダメですダメです！！！ストーカーですよそれ！！』

橙「......」

量産女子「？」

見るからに中学生にしか見えないのだろう。
こっちはちゃんとした公務員です

『ダメですよ！ストーカーは！迷惑行為です！』

量産女子「え。あ、はい」

こんなちびがイキって注意してるようにしか見えないのだろうが、量産系の子は走って逃げていった。

橙「ありがとう」

『いえいえ！』

橙「ところで何歳なの？」

『20です！』

橙「えぇ！？ てっきり中学生かと思ってた」

『よく言われます.....あ、あの聞きたいことあるんですけどいいですかね...』

橙「あ、はい！」

『"とうかいおんえあ"の方ですか...？』

橙「きづかれてました？」

『昨日先輩に教えて貰って初めて見たんです、すごい楽しくて見まくっちゃいました笑』

橙「え、嬉しい！ 名前なんて言うの？」

『矢作っていいます！』

橙「矢作....」

『あ、お忙しいですよね汗
また何かあったらよろしくお願いします〜』

橙「あっこちらこそありがとう！」


まさか会えるとはね。
矢作って呼ばれただけで嬉しい....！！

ちょっと恥ずかしくなって話終わらせちゃったけど楽しかったなぁ

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