107号室 ページ7
「馬鹿かてめェはよォ……あんなデケェ声で叫びやがって。近所迷惑だろうが」
『う……す、すみませんでした』
あまりの衝撃にとてつもない大声で叫んでしまった私は引っぱたかれて彼の家に入れられた。
私の前には腕組みして不機嫌そうにしているあの人が立っている。
助けてくれた人がプロヒーローで、お隣さんちで、
普通なら大混乱する。悪かったと思うけど、許して欲しい。
『あまりにも驚いちゃって……まさかこんな所にいると思わなかったもんですから……てか、ヒーローだったら稼いでるんじゃないんですか！？なんでこんななんでもない普っ通のマンションに住んでるんですか！？』
「俺がどこに住もうが、俺の勝手だろうが！！
俺ァ金貯めて、でっけェ家建てんだよ」
『け、建設的なのか、みみっちいのか……』
「黙れクソがモブ女」
『モブ女じゃないです！！Aって名前があります！！』
「じゃあA、お前俺に恩があるよなァ？」
思ったよりすんなり名前を覚えてくれたことに驚くが、それよりも彼が悪い顔してるのが気になる。
この人ほんとにヒーロー？って疑いたくなるほどには。
『えっ、いやそれはもう……そう、ですけど』
「じゃあちィと付き合えや」
彼は後ろの大量のダンボールを指さす。
これは……
『手伝え、ってこと、ですよね』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
苗字設定していない人は
ぜひしてみてくださいね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
JILL(プロフ) - 紺。＠水分補給さん» コメントありがとうございます。今週末頑張って更新しようと思いますのでまた見に来てください。 (2021年9月29日 1時) (
レス) id: 974b1e0c8b (このIDを非表示/違反報告)
紺。＠水分補給(プロフ) - めちゃ面白いです！めちゃめちゃきゅんきゅんしました！無理のない範囲で更新頑張ってください！！応援してます！ (2021年9月23日 12時) (レス) @page14 id: 8be1c911bb (このIDを非表示/違反報告)
JILL(プロフ) - 今夜、1.2話更新予定です。 (2021年9月16日 14時) (レス) id: 974b1e0c8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：JILL | 作成日時：2021年9月16日 14時
