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「先輩、知念と何があったんですか?あいつ最近ずっと不機嫌で。」
うー、何があったか分かんないから困ってるんだけどなあ
ていうか、中島くんは知らないのかな....
「正直、私もよくわかんなくて...知念くんに知らず知らずのうちに嫌われちゃったみたい。」
あははと、笑顔でごまかしながら話す
やだ、
なんか、目がウルウルしてきた
中島くんにこんな話しても困らせるだけだ
しゃべった事を少し後悔し別の話題をしようと思った時
「それはないっすよ!アイツ、マジで先輩にベタ惚れですから。」
「えっ。」
鼻にしわを寄せて中島くんがくしゃっと笑った
「この前の休み時間窓の外見てるなって思ったら、グランドにいる先輩のこと見てたし。」
えっ....えっ
「廊下で先輩をたまたま見かけた時も、明らかに目で先輩を追いかけてたし。」
中島くんの言葉に頭がついていかない
だって、私....知念くんに
「そんなに気になるんなら行けよって、話しなんすけどね。」
中島くんの話を聞いて、素直に嬉しくて
鼻の先がツンっと痛くなる
期待なんかしちゃって
でも、それならどうして
「....なら、なんで......私知念くんに避けられるのかな...。」
「うーん、あっ!」
顎に手を置いて頭を悩ませた中島くんが何かを思い出したように目を開いた
「そういえば...。」
「?」
「知念が、機嫌が悪くなったのって確か、先輩と知らない男が一緒に歩いてからだった様な...。」
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.
はっ?
「えっ!どういう事?」
いきなりの証言で思わず中島くんを問い詰める
知らない男ってだれ?ていうか、それいつ?
「先輩が知らない男と一緒に、仲よさそうに歩いていたから知念ヤキモチ焼いて怒ってるんじゃないですか?」
中島くんは笑いながら話すけど、私はそれどころじゃない
知念くんがヤキモチ?
頭がごちゃごちゃして、混乱してきたけど
もしかして、それが原因?
でも、知らない男と歩いてただけでそんな避ける事ある?
私に言ってくれれば......
「あっ!」
「?」
「もしかして、その日..........中島くん達部活休みの日だった.....?」
「えーと、あっ、そうすうね!放課後久々にカラオケ行った日っす。」
キラリと笑う中島くんの顔をあっけらかんと見つめる
も、もしかして...
私の頭の中でフワフワ頭の彼がウインクした
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未波 - 物語の完結、お疲れ様でした!最後までほのぼのしつつ、キュンとして楽しく読ませていただきました!中学時代の話がとっても気になっているので、ぜひ書いていただきたいと思っています。楽しみにしています! (2018年1月7日 3時) (レス) id: a6bfe7f012 (このIDを非表示/違反報告)
悠輝柊桜(プロフ) - 初めまして!この作品とっっっても大好きです!良かったらオマケ書いて欲しいです!お願いします! (2018年1月3日 1時) (レス) id: 000d5f7e93 (このIDを非表示/違反報告)
やよい☆だるま(プロフ) - 未波さん» ああ〜もう、本当に嬉しいです!あんまりこの作品に自信がないので、すごく励みになりました。これからも応援よろしくお願いします! (2017年9月11日 0時) (レス) id: f9e519bc85 (このIDを非表示/違反報告)
未波 - 主人公のキャラ設定がとても好きです。ストーリーもドキドキ、キュンキュンで一気に読んでしまいました。続きを楽しみにしていますので、無理せず作者様のペースで頑張って下さい。応援しています。 (2017年9月10日 10時) (レス) id: a6bfe7f012 (このIDを非表示/違反報告)
やよい☆だるま(プロフ) - おむらいすなみどさん» ううーありがとうございます!嬉しいです(T ^ T)キュンってしてもらえるように頑張ります (2017年9月9日 15時) (レス) id: f9e519bc85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やよい☆だるま | 作成日時:2017年8月28日 17時