隣の子猫くん yuri・chinen 3

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『うちのクラス、プラネタリウムやりまーす。ぜひ来てください。』








『クレープ食べませんか？出来たてですよ！』






『お化け屋敷やってまーす！』







....わあ、すごい人の数






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友達同士やカップル、中には家族ずれもいて




文化祭開始数分、あたりはもう大勢の人でにぎわっている



私以外にも他のクラスの人がそれぞれ宣伝をしていて




その熱気に圧倒されながらも私も負けじと頑張って声を出した









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「メ、メイド喫茶やってます！可愛いメイドさんいっぱいいますよ。」





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ううー恥ずかしい、



頬に熱を感じながら、私は必死に売り込みをした





「わー、可愛い！メイドさんだぁ。」




すると、二人組の女の子達が私に駆け寄ってきてくれた




「えっと....。」




「すっごい可愛いです、一緒に写真撮ってくれませんか？」




「あ、はい！大丈夫ですよ。」



何が何だか、わからないままとりあえず写真を一緒に撮った




「はい、チーズ.................ありがとうございます。」




「お店行きますね！」




「はい、ぜひっ。」




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うわっ...嬉しい



ちょっとびっくりしたけど、喜んでもらえたし




よっし、がんばろう





多分可愛いって言ってもらえた事に気分を良くした私は、より一層声を上げ頑張った






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「あ、先輩ー！」




「....中島くん！」




くるっと振り返ると、手をヒラヒラと振っている中島くんがいた



大きく『カレーハウス』と書かれた看板を担いでいるから、中島くんも客寄せ係かな?




背が高い分すごく目立つ





「メイド姿めっちゃかわいいっすね。」



「ありがとう。中島くんも宣伝出回ってるの？」



「はい。先輩もうちのクラスきてくださいよ！知念一様接客やってるんで、、」




「あー...うん。」




彼は知らないのか、今の私たちの現状を



思わぬ方向から知念くんが出てきて苦笑いするしかなかった




「あ、ていうか...今知念と喧嘩中でしたっけ？すいません。」


ガバッと開けた口を大きな手で覆い、やっちまったて顔をする中島くん





もう、苦笑いが止まらない....

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