CHAPTER.62 ページ32
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一向に田中くんの目が覚める気配がしないので、白石さんには先に帰ってもらった。
「田中くん… 大丈夫、?
熱あるのに、わざわざごめんね。」
私は熱い田中くんの手をぎゅっと握った。
すると、田中くんはゆっくりと目を開けた。
「んん…」
「田中くん…! 目、覚めた？」
田中くんはゆっくりと体を起き上がらせると周りを見回して頭の上にハテナマークを浮かべた。
「え、ここAさんの部屋…」
「そうだよ、私の部屋。白石さんに呼ばれたの、覚えてない？」
「なにも…」
田中くんは私の目を見ると、全てを思い出したのか、気まずそうな顔をした。
「ごめん、帰る。もう遅いし…」
「ま、まって！」
私はベッドからおりようとする田中くんの手を掴んだ。
思わず手が震える。
でも、言わなきゃ。
「私のせいだよね。」
あの時、田中くんはすごい怒ってた。
私は楽しそうにクラスメイトと話してただけだ。
だけど、私は田中くんの彼女だし、
隠し事してた私も悪い。
「ごめんなさいっ」
「え…」
「私、田中くんの彼女なのに 隠し事とかして、田中くんに心配かけさせちゃったよね。」
正直に聞けばよかったんだ。
クラスメイトじゃなくて、田中くんに。
「まって…Aさんは悪くない。」
「俺が勝手に嫉妬しただけだし…。Aさんのせいじゃないよ。」
そういって田中くんは私の手を握り返した。
「怖がらせちゃって、ごめん。」
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藍 瀬 -aise-(プロフ) - ありがとうございますっ がんばります！ (2018年8月21日 8時) (
レス) id: dce9f1df8b (このIDを非表示/違反報告)
翠雨 - 面白かったです!更新楽しみにしてます!頑張ってください!!! (2018年8月21日 8時) (レス) id: cf1baa01ef (このIDを非表示/違反報告)
すかい @ 元＊しち＊(プロフ) - ミッド騎士（ミッドナイト）さん» 返信遅れました、ありがとうございます！全然 私 上手くないですよ笑 ありがとうございます *´ｰ｀ (2018年8月13日 17時) (レス) id: dce9f1df8b (このIDを非表示/違反報告)
ミッド騎士（ミッドナイト） - すごく面白かったです。私は中1（新中2）で執筆中ですけど、こんなに上手くないです。応援してます！！ (2018年3月4日 22時) (レス) id: 4305959728 (このIDを非表示/違反報告)
しち...♪*ﾟ(プロフ) - 吟客梟さん» 同い年！ぶ、文才なんてトイレに流れていっちゃいました…((更新頑張ります！ありがとうございます！ (2017年8月28日 9時) (レス) id: cc0bb99201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*しち* | 作成日時：2017年2月9日 16時
