俺の隣のすとーかーちゃん番外編２ (ページ9)

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「そんな翔ちゃんが、俺は大好きなんです！」

「そういうのは、さぁ・・・」

翔ちゃんと俺の手は離されて、気配で翔ちゃんがシャツを脱いだのがわかった。
俺が脱がしたかったのに。
そう言おうとしたら。

「雅紀、バンザイして」

「えっ、うん」

翔ちゃんに言われて、俺は両手を上げた。
シャツを脱がされて、翔ちゃんの顔が見える。

「そういう事言うのは、さ、俺の顔見て言えよな」

「・・・翔ちゃん、大好き」

ゴクリと翔ちゃんの喉が鳴った。

「行くぞ」

「え、うん」

翔ちゃんに手を引っ張られ、歩き出す。
立ち止まった先は、寝室のドア。
ノブに手をかけた翔ちゃんがボソッと呟いた。

「俺も雅紀が、大好きだ」

さっき自分で言ったのに、俺の顔も見てない翔ちゃん。

「翔ちゃん、そういうのは」

「わかってる！わかってるんだ！でも・・・」

翔ちゃんは振り返って、そのまま俺の頭を引き寄せた。
俺たちの鼻が触れてる。
恥ずかしくて、翔ちゃんと目が合わせられない。