俺の隣のすとーかーちゃん番外編２ (ページ6)

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「翔ちゃん、俺は潤くんとは、こんなふうにならないよ・・・それを言うなら俺だって、二宮さんや大野さんに嫉妬してるんだ」

「え？何であいつらに？」

不思議そうな顔をする翔ちゃん。
やっぱり翔ちゃんはわかってない。

「翔ちゃんとずっと一緒にいるから」

「あいつらは恋人同士だろ」

「翔ちゃんの・・・お尻触った」

「あ、あれは俺をからかう為の」

「からかう為でもだめ」

じーっと翔ちゃんを見ると、翔ちゃんはばつが悪そうな顔をして、俺から顔をそらした。

「ふふっ、これでお互い様だね・・・でも翔ちゃん、こんな本読むの？」

この本って、女が読むような本だよね。
俺も一度見たことある。
翔ちゃんとこうなる前に読んで、こんな恋愛ができればいいって何度も思った。

「・・・今まで興味なかった。でも・・・雅紀と、こうして」

翔ちゃんの顔は俺の顔に近寄って来て。
ちゅっ、と音を立てて俺の唇に触れた。

「するようになってから、ちょっと・・・興味が湧いて、そんな時見つけた。雅紀と・・・」

翔ちゃんの顔が少し歪む。

「うん。俺と同じ名前だったから、読んでみようと思ったんだね」

俺は翔ちゃんの頭を撫でた。

「でも、現実とは違う」

「うん」

「俺の雅紀は、あんな事、しない」

「どんな、事？」

翔ちゃんは微笑んだ。