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２−５ ページ16
翔ちゃんの本気度が怖い・・・。
湯船に浸かりながら、思う。
翔ちゃんに、今日どうかな？って言われて。
翔ちゃんの部屋に行ったのはいいけど。
待っていたのは、豪華な食事。
この日の為に、と用意したワインを、翔ちゃんが注いでくれた。
まるで、ソムリエみたいに。
翔ちゃん、こんなこともできるんだ。
翔ちゃんをじっと見てると。
翔ちゃんは俺を見て、ん？て顔をして。
「気に入らない？」
「う、ううん。凄いなって」
「今夜は特別、だから」
特別・・・。
その言葉に俺は赤くなって。
「雅紀、顔赤いけど、想像した？」
「そ、そんなこと、ないよ」
翔ちゃんは微笑んでたけれど。
いつもと違う翔ちゃんの笑顔に、ゾクッときた。
俺を狙う瞳。
上から下まで見られてる気がする。
俺の被害妄想・・・だよね？
一緒に風呂に入ろうと言う翔ちゃんを、俺は断って。
こうして一人で入ってる。
考える時間が欲しかった。
ため息をつく。
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作者名：佐音 芽衣 | 作成日時：2014年7月17日 22時
