【男主】隣に越してきた美少女が実は男でした【オリジナル】 (ページ7)

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姉と俺② ページ7

今なんやかんやあって姉ちゃんが飯を作ってくれている。

「なんで姉ちゃんは俺の家来る時毎回黙って来るのかなぁ……」

「事前に行くって言ったらお前、都合悪くするだろ？
せっかくこのプリティー美少女の姉ちゃんがお前の家訪ねてやるって言ってんのにさ。」

よく言うよ。三十路め。

知ってるぞ、年齢＝彼氏いない歴だってことぐらい。
なにがプリティー美少女じゃ、鏡みてこいや。

なんて口に出したら本当にさっきみたいに命がやばくなるので言わないでおく。

「ほら、できたぞ。お前の好きな炒飯」

「お！姉ちゃんの炒飯久しぶりだなぁ。
ではいただきます！」

姉ちゃんの炒飯は格別うまい。

下手な中華料理店よりうまい。
めっちゃ、うまい。

すると姉ちゃんが
「お前って随分マニアックな性癖を持つんだな。」

「いやぁあああああ！！！！！見たのね！！アレを！！見たのね！！」

姉ちゃんにエロフォルダ見られた＼(＾o＾)／

家族の奴に性癖がバレるとは思ってもみなかった。

「でもさ、保存すんならあんな男女のイチャつき面白くねぇだろ？？」

姉ちゃんは腐女子だ。

とあるサークルに所属して両手に姉ちゃんの描いた漫画を持ってコミケに行っている姿はなんとも言えなかった。

見本誌を毎回見させられる俺の気持ち……うっうっ……

すると、姉ちゃんは笑顔で言った。

「性別の違いで姉ちゃんも似たようなもんだ。安心しろ！！」

安心できません。
どうしてくれるんですか、お姉様。

でも、姉ちゃんといると、本当に楽しいんだ。

姉ちゃんは俺の言うことを聞いてくれるし、なによりも、数少ない話し相手である。

そんな姉ちゃんは俺にとって第2の母ちゃんだと思っていた。

あまりいうと、シスコンだの、なんだの言われるが、俺は姉ちゃんのことが大好きだ。