説ける、解ける、溶ける ページ45
なんだかんだと時間は過ぎるもので…
すっかり暗くなった海辺には昼間のような熱気は感じられない、、
静かな波音がただ繰り返されて、時々カップルとすれ違うだけ。
G「静かだね。」
A「昼間はホントにワイハー♪みたいな雰囲気だったのに」
G「ワイハー…古くない？」
A「まぁアラサーなんで。」
あはは、と小さく笑うギョンス。
A「ハート…ギョンスの口！笑うとハートになる。可愛い〜前から思ってたんだよね」
G「…よく高校の時からかわれた。男に可愛いだなんて間違ってる。」
少し臥せ目がちになった彼はいっそうかっこよくて…綺麗に見える。
ふとした姿が胸をきゅんとさせて
ふとした仕草が胸を焦がす…
G「あっあそこのベンチに座らない？」
A「そうだね」
海を眺めながらベンチに座る私達。
G「ヌナ…」
A「うーん？どうしたの？」
G「急にこんな遠い所に連れてきてごめん。」
A「今さら何よ〜全然！むしろ楽しかった。初めてパスポート使ったし(笑)」
確かにびっくりしたけど…
ギョンスと来れたことがなんだか幸せだから。
“私、ギョンスが好き…なんだ”
幸せだと感じるこの気持ちこそきっとそう。
あぁやっと自分の気持ちがはっきりした。
G「ヌナ…？」
A「連れてきてくれてありがとう」
G「うん、どういたしまして」
月明かりに照らされたギョンスの瞳はまるで淀みのない水晶みたいだ。
G「ヌナ、心から愛してる。急がないってきめてたけど…ヌナと本当の恋人になりたい。」
そう言って私の手首にピンクのストーンで作られたブレスレットがはめられた。
G「これ、きれいでしょ？淡いピンクで１つ１つピンクの度合いが違ってて同じようで違う。まるでヌナみたい。」
A「どこが？」
G「ヌナだって毎日少しづつ違うから。イライラしてたりご機嫌だったり落ち込んだり…これからも僕は毎日少しづつ違うヌナを見てたい。」
本当に…泣いちゃいそう
A「ギョンス…好きだよ」
G「…ヌナ？」
A「ちゃんとギョンスが好きだよ。」
そのまま彼は私を強く抱きしめる。
ふれ合った二人の頬に暖かな雫が伝った。
お互い涙が溢れてたんだね…
説ける…色々な気持ちを自分に述べきかせて
解ける…お互いのわだかまりが解けて
私たちの想いは溶け合うんだね…
“死ぬほど嬉しい…A”
この日の彼の涙と声を私は一生
忘れないよ。
理性なんてさようなら ギョンスside→←holiday time ギョンスside
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ポチコ(プロフ) - お返事いただいてありがとうございます(^-^)トンはチャミペンでEXOではチャニョル、ギョンちゃん、セフンが好きです。お話もワクワクしながら読ませていただいています(^^)d (2017年2月22日 3時) (
レス) id: 2901a57e56 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - ポチコ様 いつもありがとうございます！トンもEXOもそれぞれいいですよね(^^)これからも作品をよろしくお願いします☆ (2017年2月19日 21時) (レス) id: 6f7077a421 (このIDを非表示/違反報告)
ポチコ(プロフ) - はじめまして。楽しく読ませていただいています(^-^)私もトンペンでEXOペンです。 (2017年2月18日 3時) (レス) id: 2901a57e56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リト | 作成日時：2016年12月16日 20時
