ちょっと不思議な学園生活【小説ver!】

入学式の始まりっ!【星影椎菜side】 ページ3

「…よし！」

私は鏡とにらめっこをして、カバンを持って外へ出ました。

「……頑張るぞ…！」


今日は、とっっっっっっっても大事な日！

それは…

「わあ…！すごい大きい…！」

「今日からここで過ごすんだ…」

「ねえ、中学でもよろしくね！」

こんなにたくさんの子達の物語が始まる……

入学式です！

「せーの、はいっ！」

ジャンプで学校に入る。これは、私が入学した日からずっとやっている。
そういえば、もう2年も飛んでるんだ…なんだかちょっと、不思議な気分です。

絵に描いたような入学式だなあ…

ここ大空学園は、自然がいっぱいです。だから…桜のシャワーが降ってるみたい。
そうぼーっとしていると、白いハンカチが一緒に落ちてくるのが見えました。


「みゃあああーっ！」

そして後ろから追いかけてくる、紫っぽいピンクの髪の女の子。

これ、拾った方がいいよね…

私はハンカチが床に落ちる前に、走ってハンカチをとった。
一応汚れてないかな、と軽く払って走ってきた女の子に渡した。

「はい！」

「はあ…はあ…ありがとうございます…！」

…可愛いなあ…と思ってついじっと見つめる。

「…ぅあの、何か…？」

「ああ、何も無いよ、ごめんごめん！」

そう言ってハンカチを渡す。

「じゃあ…これで…」

こうして可愛い女の子は、微笑んで校舎へ走って行った。

……あ！私も急がないと！！

「これから、また新しいメロディーが生まれるから…ね！」

青春の入学式【小松衿奈side】→←入学式登校【猫神蓮華side】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す