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第27話 ページ28

ザクロが俺とカイコクのあんちゃんの近くの床をたたく。

一瞬見えたのは発煙弾。はぁ…そう来ますか…。

俺はすぐに理解してザクロの手がパカから見えなくなるようにちょっと移動する。

「おや…」

どうやら一歩遅く、気づいてしまったようだ。

コツンと何かが床に落ちた音がした。

煙が辺り一面に広がる。

「逃げますか。こう見えてワタクシ、鬼ごっこ大好きっこでございます」

俺はチャンスだと思い、発砲した。
同じようにあんちゃんも動いた。

「ひとりでやってな」

よくは見えなかったが、カイコクのあんちゃんは番傘でパカを殴ったらしい。

俺たちは駆け出した。

「殺ったのか」

ザクロがあんちゃんに尋ねる。

「分からねぇ。手応えはあったが…」

「俺も狙いは良かったはずだし…」

しかし。すぐに首は元通り。なんだあいつ…。

「バケモンか…」

俺の中の警報が鳴り響く。早く逃げろ。

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一月鈴華(プロフ) - 更新早い…。頑張ってください。面白かったです。 (2018年11月16日 13時) (レス) id: c26eb87106 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ディアナ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年11月4日 14時

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