完全体へと【続】 ページ47
真剣な表情を向けるAに
ルアーナは苦い表情を浮かべ目を逸らし
『無理だ』と言い放った
その言葉に目を見開き「どうして！？」と
Aは問いかけるとルアーナは「それは」と
口を開き喋り出した
『私にはもう力がないからだ…。昔の私ならどうにか出来ていた、だが。今はエボルトに大半力を持っていかれている…だからもう、私の力はほんの少ししか残されていない。本来なら消えてしまってもおかしくはない。だが、生かされている、それはなぜかわかるか』
「…？」
ルアーナは首を傾げているA
の肩を優しく掴んだ
『お前が生きていて欲しいと、留まっていて欲しいと心の奥底で願っていてくれているからだ』
「！」
『だから私はこうして生きていられる。お前のおかげで』
そっと肩から手を離し
後ろを向いた
「…ルアーナ…。」
『…だから私はお前に礼をしたい。だが、力のない私は…お前を助けることはできない…礼もできな…！
』
ルアーナは何かを思いついたのか
急に会話が止まった
「？」
『…いや、一つだけ、ある。』
「えっ…」
『お前の力になれる方法が…だが」
といいかけた瞬間
パシッと両手をつかんだ
「本当に…！？」
『ああ。だが、この方法を使えば私達2人は最悪消滅するかもしれない』
「！？」
ルアーナの言葉に
驚いた様子だった
がAはもう覚悟はできていたのか
迷いはなかった
「…良いよ、もう覚悟はできてる。この世界を救えるのなら…で？どうすれば良い…」
『…私とお前自身を一つに融合させる』
「融合…？」
『そうだ、つまり一つの存在になるということだ。今まで私はお前に取り付いていただけ、だが融合すれば力が手にはいる。私とお前の力を合わせればエボルトに勝てるかもしれない』
「…本当に…？」
ルアーナは頷くが
「だが」と続ける
「さっきも言ったようにこうすれば
私達は消滅するかもしれない。最終的に力が制御できなくなってな…」
「…わかった。」
覚悟を決めたAを見てルアーナは
ふと小さく微笑んだ
『…お前は強いな。…恐いとは思わないのか』
「思わないよ、だって今までたくさん恐いことあったし…。…なんて嘘。本当は少し恐いよ、だけどこんなこと言ってられない。覚悟決めなきゃ」
『わかった。…お前の覚悟しかとみた』
ルアーナは目を閉じ
そっとAを抱き寄せた
すると
2人の体を
青と紫色の光が
包んだ
ルアーナの体が消え Aに吸収されていった
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灯 【更新停止】(プロフ) - リナっちさん» 2人に挟まれるの良いかなって思ってさ…！ありがとう！リナもお疲れ様！ (2018年5月22日 23時) (
レス) id: e55163d5e4 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - 灯 【更新停止】さん» いいねぇ(*≧∀≦*)キュンキュン(*≧∀≦*)大人の男性に挟まれている夢主ちゃん羨ましい(///∇///)更新お疲れ様m(__)m仕事で疲れているのに…お疲れ様m(__)m (2018年5月22日 22時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
灯 【更新停止】(プロフ) - killerハリケーンさん» すみません、遅くなり申し訳ありません！取り合い書かせていただきました！気に入っていただけると嬉しいです(・・;) (2018年5月21日 21時) (レス) id: e55163d5e4 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 灯 【更新停止】さん» あのー、リクエストいいですか？戦兎と万丈の取り合いでお願いします (2018年5月20日 17時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
灯 【更新停止】(プロフ) - 774さん» 風があまり出てこないのでまだキャラをつかめていないのですが、そう言っていただけてすごく嬉しいです…！私の書いた話が774さんの癒しになれたのなら良かったです！ヘタレ一海編も読んでくれたんですね、ありがとうございます！ (2018年5月13日 22時) (レス) id: e55163d5e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯 | 作成日時：2018年3月11日 21時
