恋のハザードレベル【ビルド短編２】 (ページ26)

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続ページ26

すると突然猿渡は急にAの頬に優しく触れた

「…！」

「…A…」

ゆっくりと唇が近づいてくる
その瞬間

ガッと腕を掴み手をギリギリと
握った

「痛ってぇええええっつ！！？」

「何キスしようとしてるのやめて。」

「お前…再開のキスってやつだよ！兄妹なんだし、キスの１つや２つってて！！わかった、わかった！しないから離せ！」

パッと腕を離すと
「絶対折れた、折れただろこれ…」と声を漏らした

「……ご、ごめんなさい…やりすぎた…」

「良いって、気にすんな。…あ」

「……？」

「聞きたいことがあったんだよ。なあ、お前…ビルドとクローズって仮面ライダーの仲間だって聞いたんだがそうなのか？」

「…うん。」

「…そうか。だったら今すぐそいつらと仲間の縁切って俺に…北都側につけ。」

「なっ…そんな…！嫌、絶対！」

「拒否権なんかないんだぜ？」

グイッと腕を引き
自分の元に引き寄せる

「！！」

「大人しく俺の言うことを聞け。」

「…いくら兄さんでもそれは聞けない」

「…随分と反抗的になったなお前。そんな反抗的なAにはお仕置き、しなきゃな？」

「お仕置きされるのは兄さんの方じゃない？」

拳をバキバキと鳴らすと
猿渡は「冗談だって」と真っ青な顔をし
両手を挙げた

「とにかく、あいつらと離れろ。わかったな」

「………」

「…返事は？」

「しない」

「うわ…生意気。そういうところ
昔のお前にそっくりだな。」

「…昔の私生意気だったんだ」

「あぁ。俺の言うこと聞かねえし…でもそんなとこ可愛かったんだけどな」

その発言に Aは青ざめ「…シスコン」と声を漏らす

「シスコンとはまた違う感じの奴だよ。…女としてみて可愛いって感じ。確かに妹としても可愛いけど」

「……なにそれ……」ハリセンを持ち

「なんでもないから気にすんな。てかどっから出したそのハリセン」