with PROOF -1st- (ページ9)

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Dt「ショウタ、、、？」
Nb「街救える！金貰える！ウィンウィンじゃん！」
Dt「絶対後者8割だろ、、、。まぁ、店辞めてきたし、時間はあるけど、、、。」

リョウタは不安そうな顔をする。
まぁ、でもそうか、命かかってるもんな。
俺はいないが、リョウタは家族がいるし、、、。

Ab「私があなたたちを連れてきたのはあの時の戦いで勝ったこと以外にも理由があります。』
Nb「理由？」

片目ではあるが強い眼差しを向けられる。
理由、、、なんだろう。

Ab「魔法です。あなたたちの。」

俺の背中はゾクッと凍る。
こいつたちもなのか？
途端に疑心暗鬼になる。

Nb「前言撤回、、、。」
Dt「ショウタ、話最後まで聞いてみようよ。」
Nb「こいつたちも、レアな魔法に興味あるだけだろ。帰ろ。リョウタ。」

ﾊﾞﾝｯ

後方から机をおもいっきり叩いた音が聞こえる。
俺はゆっくり振り返る。

Nb「なんだよ、、、。」
Ab「レア、、、それも理由の１つかもしれませんが、感じたんです。同じ匂いを。もしかしたら、2人とならこの国を救えるかもって、、、！」
Dt「アベさんも、変わった魔法を？」
Ab「、、、。」

アベは下唇を噛む。
何かあるのだろうか。

『、、、旅は2人だけではない。アベも行ってもらうつもりだ。彼はあることを知りたいから研究者になった。そのあることを知れるかもしれないと彼は感じたから私の命令に乗ってくれたんだよ。』

Ab「陛下、、、！」

あること、、、。
なんだろう。
ただ、この人訳ありなんだな。
訳あり、、、か。
俺の魔法も、理由があるのかな。
それが知れるなら、、、知りたい。

Nb「、、、。リョウタ、、、。」
Dt「ふふっ、、、わかったよ。」
Nb「話早いな。」
Dt「何年一緒にいるんだよ。」
Nb「やろう、、、報酬もらえるし。」
Dt「やっぱそこじゃん。」
Ab「皆さん、、、！！」

俺とリョウタは国王とアベの方を見た。
そして、口を開いた。

「「やらせてください。」」

ここから俺の、、、俺たちの旅はスタートした。

今から起こることは紛れもなく俺の人生の転機となる。

この時の俺はまだ、なにも知らないが。