with PROOF -1st- (ページ5)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:120,783 hit

・ページ5

ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ

『今の子たち、水と火使ってたよ、、、』

『初めて見た』

『あの子、宿屋の子じゃない？』

先ほどの戦いを見ていたであろう人たちがぞろぞろと顔を出し始めた。
、、、はぁ、、、見られちまったか、、、。

？「先ほどの話、詳しく話しましょう、、、ここはまずいかもですね、、、。」
Nb「あぁ、心地よくない。」
Dt「そうだな、、、どうしましょうか。」
？「、、、来てもらった方が早いか、、、。今からお時間ありますか？王都地区まで来ていただきたいです。」

「「王都！？」」

俺とリョウタは口を揃えてその名を口にする。
王都、、、この国の国王の直轄地、、、過半数が王族とも言われる俺たちには縁もゆかりもない地域だ。
でも、また、なんで？

？「そう、王都です。クエストの依頼主がいらっしゃるので、、、。」

初対面、名前もまだ知らないが、
服装的にここらで働いてない人とはわかる、、、。
やはりこの人も王族、、、？いやそれにしては煌びやかではない。眼帯、、、目怪我してるのか？
この人は何者なんだ。

Dt「わかりました。行きます。」
Nb「リョウタ、、、？宿屋は？？」
Dt「もう、働けないさ。宿屋は顔が命。今、火の魔法を使う者っていうレッテルはられちゃ、いろいろ迷惑になっちゃう。、、、親に言ってくるよ。」
Nb「、、、リョウタ、、、。」
Dt「10分でけりをつけます。少し待っていてもらえますか？」
？「わかりました。では10分後に。、、、関所でまってますね！」

そういうと彼はさっと去っていった。
再び横にいる彼をみると表情が曇っていた。
誇りを持ってやってたもんね、、、。

Dt「、、、後で合流するから、ショウタ先に行ってていいよ。」
Nb「わかった、、、準備して先行ってる。」

リョウタが去り、俺は1人になった。
、、、が周りの視線がすごいな、、、。
早くここを去ろう、、、。

走って自分の家に帰る。
途中で、一瞬左肩が痛んだのは気のせいだろうか、、、。

『水と、、、火、、、か。、、、火か、、、。不思議だな、、、。』