with PROOF -1st- (ページ23)

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Nb「サクマ！！！！」

突然現れた、金属ではない檻。
大きいボールのようなそれはサクマを包みこみ、そして浮いた。
あれは確実に魔法だ、、、
あの魔法はなんだ？
みたことがない。

ｺﾞﾝｺﾞﾝｯ

Sk「ッ！なんだよこれ！！」

サクマは中でそれを叩く。
しかし、それはびくともしない。

Ab「罠！？」
Dt「、、、目的はなんだ。」

俺たちは周りを見渡す。

『サクマさん、、、！』
『サクマ！』
『くそ！！』

泉の向こう側にいる、村人であろう人々は次々にサクマの名前を叫んでは悔しそうな顔を見せた。
間違いなく、村人が起こしたものではなさそうだ。

Fk「とりあえず、なにかあるのは事実、、、。気を張ろう。」

フッカの一声に頷く。
俺たちはそっと、サクマが捕らえられているその場所に近づいた。

《ふふっ》

Nb「っ！誰だ！！！」
Dt「、、、ショウタ、前。」

前方から何者かが近づいてきている。
男だ、、、。
笑い声の主であろう。
俺は気を引き締めた。

《ようやく、来ましたか。目的は達成、、、。村人の皆さん、残念でしたね！》

男は村人の方向に向き、ニヤリと笑った。
そして、俺らを見る。

《あれ、、、来客？村人では無さそう。君たちが彼を連れてきてくれたのかい？？、、、ありがたいねぇ。》

男は再び笑みを浮かべる。
俺は背中がゾッとした。
間違いなく、この人は敵。
そう直感で感じた。

Nb「、、、お前らはなんだ？」
Ab「サクマをどうするつもりなんだ。」

《はははっ質問が多い！！、、、めんどくさいなぁ、、、あ。》

男は片手を掲げる。
すると、ブオンッと変な音がした。

『消えたぞ！！！！』

村人たちがザワザワとしている。
そして中から一人俺たちのもとに走ってきた。
サクマが向かおうとしていた、、、確かミヤタという人だ。

Ab「ミヤタさん、、、？』

《めんどくさいから、彼に聞いてよ。んじゃ。》

Sk「うわっ！！！』
Nb「サクマ！！」
Fk「させるか！ハッ！！！」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ...

ふっかがサクマを包むボールが敵の方向にいかないように壁を作り上げる。
案の定サクマは俺たちの上で止まっていた。

Sk「フッカ、ありがと。」
Fk「いいんだよ、、、どういう状況なんだ、、、。」

？「サクマ！！！」

Sk「ミヤタくん！！」

俺たちのもとに例の彼がたどり着く。
名前は間違っていなかった。

M「サクマ、ほんとごめん！！」
Sk「、、、なんであやまるの？」
M「俺たち、罠のために集められたんだ、、、！！」
Nb「え？」