7章 勇気と過去 ページ15
渋谷side
2日後やっと雛にあえる。
ようやく。
正直、かなり俺は精神やられていた。
そんなことみんなに気づかれたら心配するやろから絶対気づかれまいとしてたけど。
特に亮とかアウトや。亮がなんでそんな執着してくるかはわからんけど。
ただ、ほんとに昔に戻りそうで。
俺にとって雛は唯一の精神安定剤であり、唯一俺の無駄な能力をわかってくれる人。
後者は最近暴露してまだ軽く思えるようになったけども、、、。
雛がおらんかったら、、、ほんとに。
俺と雛は変わった出会いをしている。みんながどんな出会い方をしたかはわからんけど。
過去のことは捨て去りたいから何年前やったかわすれたけど、俺は若かった。
でも出会った場所は忘れやん。
あれは裏社会。日本の裏側の世界や。
俺は捨てられた。
物心つく前に施設へ入れられた。
お母さんお父さんも結局しらずにこの時まで来ている。
ちなみに施設というのは児童養護施設ではない。
親がこの力を知ってたからなんかはわからんけど入れられたところは人体実験とかをする変なとこ。
俺はずっとそこに閉じ込められていた。
白い部屋。
多分外からは丸見えなんやろうけど俺はそんな一室で歳を重ねた。
この部屋から出れるのは実験されるときのみ。
実験はほぼ薬だ。
薬を投与されて終わる。時には視界がグアングアンしたりしたが、なんせ俺は痛みがわからんからあーやばいやつやぁ。しか分からんかった。
雛はそんな実験をしている時にいきなり現れた。
なぜここに来ていたのかいまだにわからん。
俺はいつのまにか研究所から脱出して外で寝ていた。
キラキラと輝くあの星空は鮮明に覚えている。
そして横には雛がいた。
「おっまえちっこいなぁー。」
雛が俺の前で発した初めての言葉はそれだった。
しかし俺は喋れなかった。
実験の研究員以外人という人と接してなかったためコミュニケーションを忘れていたのだ。
「なんやぁ、昔の俺みたいや。」
「俺についてこい！」
次々に雛は言葉を発する。
俺はそれをきいてるだけ。
ただ一回だけ俺はうなづいた。
そこから俺の生活は一変した。
俺が招待された家にはもう横がいて、横は俺の情報をかたっぱしから集めてくれて、やから俺は名前を知ることができた。歳を知れた。
俺は普通の生活ができやんくて時々暴れた。
けど毎回雛が救ってくれた。丁寧に。
雛は俺の恩人。
唯一の精神を安定させてくれる人。
いなくてはならない人。
雛まっててや。
次は俺の番や。
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アフレ・ナポリターナ(プロフ) - いちさん» コメントありがとうございます^ ^これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！！ (2017年2月10日 8時) (
レス) id: 16806c86e5 (このIDを非表示/違反報告)
いち(プロフ) - 更新再開ありがとうございます 。楽しみに待ってました …！ 無理せず 更新がんばってください ( ´ ▽ ` )ﾉ (2017年2月10日 7時) (レス) id: e4f0d46998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あふれ | 作成日時：2016年11月19日 8時
